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福岡アジア美術館で中西敏貴氏の写真展

   福岡アジア美術館に行き、中西敏貴さんの写真展「ORDINARY」を観賞しました。大阪出身で独学で写真を学び、北海道の自然に魅せられ、数年前に美瑛に移り住んだそうです。
   白い壁をバックに掛けられている写真の作品は、どれもくっきりと鮮やかに観る人の目に飛び込んできました。まるでカンバスに描かれたデザイン画のようです。撮影の対象は、何気ない日常の風景の一部分のある瞬間です。なんと素敵な貴重な場面なのだろうと、目の覚めるような驚きを感じました。幼少の頃、色のついた透明な炭酸の泡を見て、あの泡の中には素敵な世界が広がっているに違いないと思ったことを思い出しました。
   水に浮んだ蓮の花や葉が写っている作品の色がとっても印象的でした。画面全体がピカピカのグレーの濃淡に見えたのです。自然界の中でこんなメタリックな瞬間に出会えることがあるのかと驚きました。しばらく前にモネ展で観た蓮を描いた絵を思い出しました。同じ蓮でも瞬間のとらえ方が多様にあることを認識させられました。
   写真なのに、写真であることを忘れさせられました。すできな体験をしました。また作品展が福岡で開催される機会があれば、是非行きたいです。
(  入場無料なのが信じられないです。4月12日までだそうです。)